歳月は……
【1F 78M 中田氏寄贈】
同期(79年)入寮の3人。
寮の部屋は、スチームがきれると最悪に寒くなるので綿入れ半纏は多くの寮生が愛用していました。
いちばん左はクロアベ。カメレオンのようにすっかり壁に同化しています。
南沙織のポスターはきっと何年も前にこの部屋にすんだ寮生が貼ったのだと思われます。
右の端、壁の落書きは、陶淵明の有名な漢詩の一節。
盛年不重来 盛年重ねては来たらず
一日難再晨 一日再びは晨になり難し
及時當勉勵 時に及んでは当に勉励すべし
歳月不待人 歳月は人を待たず
(マルヒ訳)
盛ンナ時ハ再ビコナイ ヒトヒガ終レバモウ朝ニハ戻レナイ
ココッテ時ハトコトンヤルコト 月日ハ人ヲ待ッテハクレナイ
※「勉励」というのは《勉強に励むこと》ではなく、この詩の文脈では《歓楽の極みをつくすこと》だそうです。偉い人の説によると。